胃潰瘍の治療として、除菌が根本的な治療とされています。胃潰瘍の原因を引き起こすピロリ菌を除去することで、潰瘍の再発が極めて少なくなるからです。除菌治療に用いられる抗生剤は、クラリスロマイシンとアモキシシリン、酸分泌抑制剤としてオメプラゾールもしくはランソプラゾールが使用されます。これらの抗生剤を1週間内服すると、約8週間後には尿素呼気試験で除菌の成否を判定するのが一般的となっています。
ピロリ菌の中には、耐性菌という抗生剤の効かない種類がみられ、この耐性菌に対しての除菌の成功率は8割程度です。
除菌治療には副作用として、味覚症状・下痢・発疹などの症状がみられ、まれに日常生活に支障をきたす場合もあり、この場合は抗生剤の内服の中止をせざる終えないこともあります。症状が軽い場合は、抗生剤の内服を継続しても問題はありません。また妊産婦の方や、腎障害や薬剤アレルギーのある方などは除菌治療を控えた方が良いでしょう。
除菌治療が成功しても、日常生活の不摂生は胃に負担をかけるので、喫煙や過度の飲酒、刺激物の摂取などを控えるようにしましょう。
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